1Writer

nvALTと1Writerでハッシュタグを利用する

nvALTのタグ機能

nvALTには、ノートを整理するためのタグ機能があります。

これはなかなか高機能で、Simplenoteと同期している場合にはタグも同期しますし、OpenMeta対応のため、Spotlightでも検索できます。

ところが…肝心のnvALT自体にタグ検索機能がありません。普通に検索したら引っかかりはするのですが、タイトルも本文も一緒くたです。ずーっとそんなワケないだろと思っているのですが、どれだけ調べてもタグ検索の方法が出てこないのです。

それはさすがに意味が分からないので、nvALTからタグだけを検索する方法を考えました。

nvALTでのハッシュタグの利用

といってもなんのことはない、ただのハッシュタグです。#hashtagというやつです。

この形式でタイトルなり本文に書き込んでおけば、容易にタグだけを検索することができます。

ただし、既存のタグをハッシュタグに自動置換することはできないので、すべて手動で書き込む必要がありますが。

1Writerでの利用

ここからが本題。


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1Writerはハッシュタグをサポートしており、以下のような機能があります。

  • 拡張キーボードからハッシュタグを入力
  • 既存ドキュメント内のハッシュタグを入力補完
  • 文書内のハッシュタグをタップで、そのハッシュタグを含む文書を検索(プレビュー時)

そのため、ノートへのハッシュタグ入力が容易であるのみならず、ハッシュタグの検索も容易に行うことができます。

そこで、iPhoneから簡単にハッシュタグ検索を行う方法を考えてみます。

1WriterでURLスキームを利用したハッシュタグ検索

もちろん普通に検索してもいいのですが、URLスキームから検索できると、用途が広がります。タスク管理アプリにURLを書いておいたりとか。

1WriterのURLスキームは以下のリンクで解説されています。

残念ながら、URLスキームから検索やハッシュタグによる絞り込みを直接実行することはできません。ハッシュタグをロングタップすると以下のようなメッセージが出るのですが、外部からは利用できないようです。

スクリーンショット

そこで、ハッシュタグ一覧を記したファイルを作っておき、以下のようなURLスキームを利用します。

onewriter://x-callback-url/open?path=Notes&name=hashtags.txt

こうすれば、URLスキームでタグ一覧を呼び出した後、ハッシュタグをタップするだけで絞り込みができます。ただし、プレビューモードにする必要があるため、ファイルを開いたときの動作をプレビューにしておくと楽です。

1Writerは積極的な機能追加が行われており、非常に高機能なテキストエディタに仕上がりつつあります。Dropbox連携するテキストエディタというジャンルでは最強候補に挙げていいでしょう。ぜひともお試しあれ。

Simplenoteやめました―nvALT中心のメモ環境

Simplenote中心のメモ環境

Simplenoteは、テキストのみを同期することに関しては、現状で最良といえるクラウドサービスです。

Evernoteに速度で大幅に勝り、タイトルを付ける必要もなく、いちおうMarkdownをサポートし、連携アプリも多い。アプリを通せばテキストファイルとしての保存もできます。

Android使いならGoogle Keepという選択肢もあったでしょうが、残念そこはiPhone。そこで、しばらくの間、私のありとあらゆるメモはSimplenoteに放り込まれた後、加工されていずこかへと消えていきました。

iPhone MacBook Air Windows
使用アプリ Simplenote nvALT Simplenote(ChromeApp)

次第に中心的な位置を占めていくnvALT

当初はSimplenoteクライアントとして利用し始めたnvALTでしたが、私は徐々にその虜になっていきました。

高速検索・高速メモ作成、基本的なMarkdown作成支援といった特長はもとより、重要なのは他アプリに渡すコマンドが存在することです。これによりnvALTは、FoldingTextでの編集、Byword経由でのEvernoteへの保存など、テキストをさまざまなアプリで取り回す上でのハブとして機能することになりました。

iOS版Simplenoteへの不満

私は、Markdownでメモを取る上での最大の利点は、リスト作成のしやすさだと思います。アウトラインプロセッサを利用する手もあるのですが、汎用的なデータフォーマットであるプレーンテキストで、通常のテキスト内に、簡単にアウトラインを記述することができるメリットは非常に大きいものです。

ここで「箇条書き」ではなく「アウトライン」という呼び方をしたのは、入れ子(ネスト)にすることを考慮してのことです。単なる箇条書きであれば、Markdownという形式にこだわる必要はありません。構造を視覚化したいのです。

まあ、トラディショナルなMarkdownには入れ子の書き方が指定されてなかったりもしますが、HTMLのULでできることがMarkdownでできてはならぬ理由もなく、たいていのMarkdownエディタ(パーサー)はタブまたはスペース4個によるインデントを、リストを入れ子にするフォーマットとして、適切に取り扱ってくれます。

ただし。iOS版のSimplenoteアプリでは、オートバレット(リストで改行したときに記号を補完)はしてくれるものの、簡単にインデントを行う方法がありません。

というより、これはiOSにおけるテキスト入力全般の問題なのですが、iPhoneのキーボードではタブ文字を入力できないからです。TextExpander Touchをサポートしてくれていれば、どうとでもなったのですが。

いちおうタブ文字を辞書登録したりして頑張ってはみたものの、1週間くらいで心が折れました。

というか、そもそもnvALTで他のアプリにノートを渡すにはローカルフォルダにプレーンテキストファイルを保存する設定にせねばならないため、どうせローカルのファイルはあるのです。だったら、Dropboxに保存して他のアプリを使えばいいじゃない!

SimplenoteとDropboxのコンフリクト

nvALTなりの、ローカルフォルダへのプレーンテキストファイル保存機能を持つSimplenoteクライアントを使えば、Simplenote内のノートをDropboxにも保存することができます。

(実は、SimplenoteのプレミアムアカウントにはDropbox保存サービスがあったらしいのですが、現在はプレミアムアカウントの登録自体が行われていません。)

ところが、実際にこれをやると、同期のコンフリクトによりファイルが複製される現象が頻発します。(nvALTでは警告が出る。)色んなアプリを試しましたが、まあアプリの問題でもありませんし、この問題は解消しませんでした。

Simplenoteを捨てよ、Dropboxに出よう

開かれたクラウドサービスであるDropboxであれば、アプリの選択肢は大幅に増えます。現在ではDropboxへの完全移行が完了しており、環境は以下のようになっています。

iPhone MacBook Air Windows
使用アプリ 1Writer/Notesy nvALT ResophNotes

1WriterとNotesyはいずれも拡張キーボードによるMarkdown作成支援機能を持ち、TextExpander Touchにも対応しています。また、常にファイルがDropbox上に存在することにより、どの端末でもデータの取り回しが容易です。

一昔前は、iPhoneのメモアプリでDropbox連携と言ったら、同期フォルダを選べないことが多かったのですが、現在ではそんなアプリはほとんどなくなりました。つまり、状況に応じて使うアプリを柔軟に選ぶことも可能なわけです。

なお、nvALTとSimplenoteで同期していた時に悩まされていた、タブ文字がスペースに置換される現象はすっかりなくなりました。どうやら、Simplenoteに起因する問題であった模様。